GreenDragonSprints ~芝短距離戦特化の競馬予想~

JRA芝短距離戦(1000~1400m)を中心に毎週1Rぐらいのペースで予想をしていきます。

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『芝1000~1200m限定馬券バイブル 短距離王』

当ブログの専門領域ドンピシャの本が出ていたので買ってみました。
せっかくなので紹介したいと思います。


「競馬最強の法則」馬券術特捜班 (著)、2014年
『芝1000~1200m限定馬券バイブル 短距離王』
KKベストセラーズ

どう考えても芝の中距離がメインである日本の競馬にとって、
芝短距離は(ダート短距離ほどじゃマイナーなジャンルなわけで、
そのマイナージャンルを扱ってくれる本が出るのは単純に嬉しいですね。


<簡単まとめ>
・馬券師のレベルが上がり、シビアな環境になったため「切り口を絞って深堀りする」ことで差別化を図る(今回で言えば「距離を限定する」)のが有効
・なぜ芝短距離なのか?
 ①展開による紛れが少なく能力が素直に反映されやすい
 ②スプリンターはピークが短い(4~6歳前半まで)こと、スペシャリストが限られることにより有力馬が絞りやすい
 ③番組が特殊な構成となっており穴馬を見つけやすい
⇒「距離を限定するのが有効」というのは大賛成。
 ただし、①については特大のクエスチョンマーク。
 むしろ、最も展開に左右されやすいと思っています。
 どちらかというと、展開を味方につける馬を狙っていくのが本ブログの方針です。

【第一章】
・3歳戦の短距離戦は非常に番組が少なく、特定のレース(葵ステークス)に有力馬が集中する。この出走馬に注目すると未来のスターホースが見つけやすくなる。

⇒これはけっこういいヒントをもらいました。
 今年の葵ステークス、注目してみたいと思います。

【第二章】
・「レベルの高いレース」というのが存在し、出走馬(特に上位馬)を狙うだけで簡単に馬券を取ることができる。
・「レベルの高いレース」の見分け方は
 -勝ち馬が上のクラスで好走できている
 -出走馬が次走以降で好走している
 -時計が優秀

⇒まぁ、そりゃそうだろな。という内容。
 ただし、「レベルの高いレース」を見つけるのが、
 その後数レースの出走馬の成績を見ていく方法しか書かれていないんですが、
 それだと、「レベルの高いレース」が見つかった時点で
 あまり旨味が無いものになっていますよね。
 なかなか難しいところです。


【第三章】
短距離の大穴馬を見つける真セオリー
・基本的に、芝短距離背の番組編成の偏りを上手く利用して穴馬を見つける作戦です。
 例えば、「秋の福島開催では距離短縮馬が好走する」といったもの。
 これは、9月の中山・阪神開催では芝1200戦が極端に少ないため、
 芝短距離を得意としている馬でも別距離を使わざるを得ない。
 そういった馬が満を持して福島の芝1200戦に向かってくるため、なんだそうです。
 面白そうだったので、データで検証してみました。
◆前走コース別集計
集計期間:2012.11. 3 ~ 2013.11.17
ソート:着別度数順
------------------------------------------------------------------
前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
------------------------------------------------------------------
新潟・芝1200 3- 3- 1-20/27 11.1% 22.2% 25.9% 50 53
小倉・芝1200 3- 1- 1-15/20 15.0% 20.0% 25.0% 225 90
東京・芝1600 3- 0- 0- 5/ 8 37.5% 37.5% 37.5% 503 141
福島・芝1200 1- 4- 4-35/44 2.3% 11.4% 20.5% 10 126
新潟・芝1000 1- 3- 3-32/39 2.6% 10.3% 17.9% 38 123
新潟・芝1400 1- 3- 1-20/25 4.0% 16.0% 20.0% 43 46
阪神・芝1200 1- 0- 2- 4/ 7 14.3% 14.3% 42.9% 87 204
函館・芝1200 1- 0- 1-12/14 7.1% 7.1% 14.3% 127 60
中山・芝1600 1- 0- 1- 0/ 2 50.0% 50.0% 100.0% 290 485

------------------------------------------------------------------
2012年からのデータにしたのでサンプル数が少ないですが、
確かに前走マイル組が穴を空けているようです。

というわけで、こういった番組編成の重箱の隅をついたような馬券ヒントが盛りだくさん。
私は今までこんな視点を持っていなかったので、けっこう参考になりました。

ただ、惜しむらくは、しっかりと統計データでの論述がなされていない点。
「〇〇のレースは●●!」と見出しで書いて、後はその事例が1~2レース乗って、馬券の写しが載っている紙面。
これじゃ後出しじゃねーか。と思ってしまうので、どうもいまいち信用ならないんですよね。

いくつかのテーマについてデータで検証したら、そこそこの好成績になっていました。
参考にする価値はありそうです。

【第四章】
JRAスプリント全コース解剖!
⇒可もなく不可もない薄めのコース解説。

【第五章】
短距離重賞11最速攻略ガイド
⇒可もなく不可もない薄めの重賞解説。

【第六章】
知らないと損する短距離アラカルト
⇒薄めのデータ解説。TARGETがあれば必要ありません。



というわけで、データでの裏付けが薄いのと、いまいち網羅性がないのが気になりますが、買って読んでみた甲斐はありました。
このマイナーなジャンルに光を当ててくれただけでも出版社に敬意を表します。
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[ 2014/04/17 23:13 ] BOOKS | TB(0) | CM(0)
プロフィール

しばたん

Author:しばたん
仙台から東京に引っ越してきましたが、府中には芝1200コースがないので泣きそうです。



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